朝食を抜くのはもったいない。理学療法学生が気づいた3つの理由

健康

「朝、食べる時間なんてない」「朝ごはん食べると逆に気持ち悪くなる」「何を食べれば健康にいいのか分からない…」

そんな言葉を大学に入ってから何度も耳にしてきました。

こんにちは。理学療法を学ぶ大学4年生のKentoです。

僕は小さい頃から、母の教えで”朝ごはんは絶対食べるもの”という習慣が自然と身に付いていました。でも、大学に入って驚いたのが、「朝食を食べない人」の多さ。特に同級生でも、レポートや実習、バイト、さらには就活や国家試験の準備で疲れ切って、朝は食べずに学校に来る人が少なくありません。

でも、それって本当にもったいないことなんです。

朝は1日のスタートダッシュを切る大切な時間。特に就活や国家試験の準備などで忙しくなるこの時期、朝食をおろそかにしてしまうと集中力やパフォーマンスにも影響が出ることがあります。

今日は、「朝食の重要性」を自分の体験と理学療法学生として学んだ知識を交えながら、さらに忙しい朝でもパッと作れる実践的なレシピまでお話ししていきます。

大学での気づき——みんな朝ごはん、食べてないの?

男女が談笑している様子

1年生の最初の講義の日。友達と「今朝、何食べた?」という会話を何気なくしたときのこと。

「え?朝って食べるの?」「時間ないからコーヒーだけ」

正直、カルチャーショックでした。

僕にとって、朝ごはんは「食べるのが当たり前」。でも、意外にも朝食を抜いている人が多くて、「みんな、午前中の授業集中できるのかな?」と驚きました。

それからというもの、朝に強くなれない、実習で体調崩しやすい、集中力が続かない——そういう悩みを抱えている人の多くが、「朝食を食べていない」ことに気付きました。

もちろん、朝は忙しい。わかります。 でも、少しだけ工夫すれば、朝食は生活の中に無理なく組み込めます。

朝食を摂ることで得られる、3つのいいこと

1. 午前中の集中力がアップする

ストレッチしている男性

朝食を摂ると、血糖値が適度に上がり、脳のエネルギー源となるブドウ糖が供給されます。朝食を抜くと、脳のエネルギー源であるブドウ糖が不足しやすくなり、集中力や記憶力の低下につながることが研究でも示されています。

特に学生にとって、午前中の講義やゼミ、実習での集中力はかなり重要です。

参考:Adolphus K et al. (2013). The effects of breakfast on behavior and academic performance in children and adolescents. Frontiers in Human Neuroscience

2. 自律神経と代謝のリズムが整う

サーカディアンリズム

人間の体内時計(サーカディアンリズム)は、朝に食事をとることで整いやすくなります。朝食がリズムのスイッチになり、交感神経が優位になりやすく、1日の始まりにスムーズに身体が動きやすくなるのです。

また、朝食を摂ることで脂肪燃焼や消化吸収のリズムもスムーズになり、朝食抜きは体重増加リスクや生活習慣病の発症率も高まる可能性があります。

3. 筋肉と代謝を守る

筋トレしている男性

朝にたんぱく質と炭水化物を摂取することで、筋肉の分解を防ぎ、代謝を安定させることができます。

実習やバイトで忙しい大学生こそ、筋肉量の維持は重要。将来の健康のベースにもなります。

参考:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」

忙しい朝におすすめ!簡単・時短・栄養朝食3選

1. 納豆たまごごはん+インスタント味噌汁

健康的な朝食
  • 調理時間:約3分
  • ポイント:納豆はタンパク質・食物繊維が豊富で腸内環境にも◎
  • 栄養バランス:糖質+タンパク質+ミネラルが揃った「完全食」に近い手軽メニュー

2. オートミールヨーグルトボウル

アサイーボール
  • 調理時間:約3分
  • ポイント:食物繊維・鉄分・カルシウムを手軽に摂取できる
  • アレンジ例:バナナ、冷凍ベリー、ナッツ、はちみつなどをトッピング

3. ツナマヨおにぎり+ゆで卵+緑茶

朝食
  • 調理時間:約5分(前日夜の仕込みでさらに時短)
  • ポイント:EPA・DHAが含まれるツナ、完全栄養に近い卵をプラス
  • 注意点:マヨネーズの使い過ぎには注意(脂質過多防止)

朝食を習慣にする、3つの工夫

「じゃあ、明日から朝ごはん食べよう!」そう思っても、いきなり朝早く起きて、メニュー考えて、調理して……って難しいですよね。

だから、ポイントは“前日の準備”と”ルール化”

✅ ご飯を炊いておく

夜のうちに1食分炊いて、ラップに包んで冷蔵・冷凍。朝はチンするだけでOK。

✅ 食べるメニューを決めておく

「明日は納豆ご飯に味噌汁」など、前日の夜にイメージだけでも決めておくと、迷わず行動できます。「朝はこれ!」とメニューを固定するのも効果的です。

✅ おかずを作り置きする

ゆで卵、冷奴、サラダチキンなど、すぐに出せるものをストックしておくと、忙しい朝でもバランスの取れた食事ができます。レンジで完結するメニューを選ぶなど「仕組み化」することで、続けやすくなります。

大学生の今だからこそ、習慣化できる

大学生活は自由です。でもその自由の中で「自分で整える力」を身につけておかないと、社会人になったときに苦労します。

朝食は、その最たるものだと思います。

大学4年生にとって、朝の時間は「勝負の時間」。毎朝の食事が、自律神経や代謝、集中力の土台を作り、就活・実習・国試対策に必要な集中力や持久力を高めることができます。そして、それは将来の健康やパフォーマンスにも繋がっていきます。

僕も大学生活を通じて、朝食のありがたさを再認識しました。

まとめ

完璧でなくてもOK!「続けられること」こそが健康の第一歩です。

「今日の朝、何食べよう?」そう考える時間が、人生の質を少しずつ高めてくれる——そう信じています。

明日の朝、5分だけ自分のためにご飯を用意してみてください。あなたの朝に、ちょっとだけ「栄養と余裕」をプラスしてみませんか?

きっと、午前中のパフォーマンスが変わりますよ。🌿

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